2026.10.21 GSユアサの宇宙用リチウムイオン電池、火星衛星探査機「MMX」に搭載
GYT製の宇宙用リチウムイオン電池(セル)
GSユアサグループのジーエス・ユアサ テクノロジー(GYT、京都府福知山市)製の宇宙用リチウムイオン電池が、火星衛星探査機(MMX)に搭載されている。
MMXは20日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の種子島宇宙センターから打ち上げられ、約1年をかけて火星圏に到着し、火星周回軌道へ投入される。
その後、火星の衛星「フォボス」の擬周回軌道に入り、観測・サンプル採取を行い、採取したサンプルを搭載して地球へ帰還する。
MMXは、人類初となる火星圏からのサンプルリターンを目指すミッションで、2031年度の帰還を予定。MMXに搭載された電池は、日照が得られない区間で電力を供給する役割を担う。
GYT製の宇宙用リチウムイオン電池は2000年代初頭に軌道上での宇宙実証が行われて以降、これまでに国内外の260機以上の宇宙機に搭載されてきた。
その実績と、高真空の宇宙空間で長期間の運用に耐え得る性能が評価され、MMX探査機システムの設計・製造・地球帰還までの軌道上運用技術支援を担当する三菱電機に採用された。
GYTは特殊用途の電池や電源を開発・製造・販売しており、海・陸・空(6500mの深海から、上空3万6000kmの宇宙空間まで)の特殊環境フィールドで、高性能で高品質な電池を提供している。














