2026.10.22 三菱、神奈川・鎌倉で里山保全活動 稲刈りや自然観察など実施

三菱電機が里山保全活動を実施し、谷戸田の稲刈りなどに取り組んだ

子どもたちは生き物観察で谷戸の自然環境についての理解を深めた子どもたちは生き物観察で谷戸の自然環境についての理解を深めた

 三菱電機グループの神奈川県内の5事業所は、鎌倉中央公園(神奈川県鎌倉市)で里山保全活動を実施した。同社従業員3人とその家族が参加し、谷戸田での稲刈りや水路の草刈り、自然観察などに取り組み、里山の環境について理解を深めた。

 同社は、2013年から事業所周辺の身近な自然を回復する取り組みとして「里山保全プロジェクト」を継続している。昨年度からは鎌倉中央公園もある鎌倉市内の「山崎の谷戸」にも活動場所を広げ、田植えや田んぼの草取り、畑・水路・湿地の保全活動に取り組んでいる。

 谷戸は周囲を小高い山や丘陵に囲まれ、谷が細長く続く地形。山崎の谷戸は、600年以上前から水田耕作や畑作などが続けられており、森林作業で生じる副産物も無駄なく使用されるなど、自然の恵みを生かしながら地域の人々が暮らしてきた歴史がある。現在はNPO法人の「山崎・谷戸の会」が風景や生態系の保全に取り組んでおり、同社と協力しながら里山の景観や生物多様性を次世代へつなぐ活動を進めている。

 今回は、7月に参加者が草取りした水田での稲刈りを中心に取り組んだ。山崎の谷戸田は水田が深く、参加者は膝まで泥に浸かりながら実った稲を一束ずつ刈り取った。足元が不安定な水田での作業に苦戦しながらも、参加者同士で声を掛け合いながら作業を実施。春から夏にかけての草取りを経て収穫の時期を迎えた水田で、農作業の大変さと収穫の喜びを実感する機会となった。

 水路では、アズマネザサの草刈りを実施。水路の環境を維持し、さまざまな生き物が生息できる場所を守るために、参加者が協力して整備を行った。  小学4年生以下の子どもたちは、公園内で昆虫を探し、草むらや畑に暮らす生き物を観察した。大人が稲刈りや草刈りに取り組む一方、子どもたちは身近な自然に触れながら、多様な生物が生息する谷戸の環境について理解を深めた。