2020.10.28 【Japan IT Week秋/通信・放送Week特集】七星科学開発センター各種光通信機器を展示

光デジタルリンク「SD/FDシリーズ」

 七星科学開発センターは、情報通信機器の総合メーカーとしてメディアコンバータ、光エクステンダー、光通信機器の開発、製造、販売を行っている。

 同社は通信・放送Weekの光通信技術展に出展し、高速化していく通信ラインの長距離化やノイズ対策・落雷対策などに対応する最適な光通信機器を展示・紹介する。

 光デジタルリンク「SD/FDシリーズ」は、LVTTLレベルを光ファイバ1本で最大3キロメートル伝送できる。変復調回路を内蔵しているため、信号帯域はDCから伝送可能だ。マルチモード光ファイバSC型光コネクタ、FC型光コネクタに対応する。

 フル4K映像信号用光通信機「VP-1004シリーズ」は、通信規格12G-SDIを最大10キロメートルまで延長するビデオ用メディアコンバータ。

 非圧縮処理のため、遅延やコマ落ちがなく、高画質リアルタイム伝送の長距離化が図れる。放送システムや医療用カメラシステム、デジタルサイネージなどの用途に適している。

 「US-300シリーズ」は、USB3.0を最大5ギガbps、最大10キロメートルまで延長可能な光通信機器。光ファイバ2芯で、最大伝送距離300メートル用と10キロメートル用の2種類をラインアップする。300メートル用はマルチモードファイバ(OM3)、10キロメートル用はシングルモードファイバ(OS1)に対応している。

 光絶縁のため、接続機器保護やノイズ誤動作対策に最適で、USB対応の民生機器をはじめ、USB Vision準拠の産業用カメラに対応。

 そのほか、LAN信号を最大34キロメートルまで延長可能な光メディアコンバータ「LA-102シリーズ」を出品する。用途としては、IPカメラ監視システム、データセンターシステムなどを想定している。