2020.11.19 IT・IoTセキュリティまとめて見守りサービスNTT-ATと米タニウムが開始
「IT・IoTセキュリティまとめて見守りサービス」の概要
NTTアドバンステクノロジと、米・タニウムは、エンドポイントセキュリティ分野の新たなパートナー契約を締結した。これにより、NTT-ATはタニウムの日本法人・タニウム合同会社と連携し、マルウエアなどのサイバー攻撃の脅威が深刻化するIT機器・IoT機器管理の課題解決のため、情報資産であるIT機器・IoT機器のリアルタイムでの見える化と予防によるセキュリティリスク低減や、インシデント対応を支援するサービスとして、「IT・IoTセキュリティまとめて見守りサービス」を16日から提供開始した。
昨今、製造業や建設業など様々な業種の顧客によるデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みが加速し、オフィスや工場などでPCやサーバーなどのIT機器に加えて、広くIoT機器の導入が進んでいる。しかし、その一方で、
1.24時間365日、常時監視を行う体制や設備がない
2.セキュリティの専門知識を持った人材がいない
3.ネットワークに接続するPC以外の端末が増えて管理が大変
4.管理されていない端末を従業員が勝手に接続するのを防ぎたい
5.セキュリティ対策をしたいが運用負荷やコストが心配
といった様々な問題点や課題が顕在化している。
また、企業以外でのIoT導入事例として、エネルギー、交通、防災、医療、都市計画などの分野を横断したデータの利活用により生活の快適性を向上させるスマートシティに向けた取り組みが進展しつつある。スマートシティでは広域にわたって分散設置された大量のIoTセンサーなどから得られるデータを安心・安全に流通し利活用できることが鍵となる。この安心・安全なデータの流通と利活用を実現するには、大量かつ、多種多様な守るべきIT・IoT情報資産を見える化して管理する仕組みが必須となっている。
NTT-ATでは、従来IT機器向けに提供してきた見守りサービス(SOC)に、タニウムが提供するエンドポイントの統合的な管理プラットフォームを利用した「IT機器の見える化」と、NTT研究所が開発したAI技術を搭載したIoTセキュリティゲートウエイを利用した「IoT機器の見守り」を組み合わせたサービスの提供を決めた。
顧客の情報資産である数千台以上の大量のIT機器・IoT機器の状況を見える化することで、普段からセキュリティ上の問題がないかを確認するとともに、IT機器・IoT機器がマルウエアなどに感染した時には、異常な通信を早期に発見することにより、セキュリティレベルの高いIT・IoT環境の実現に向けて、顧客をサポートする。
NTT-ATのICT-24 セキュリティオペレーションセンター(ICT-24SOC)が常時監視するタニウムの管理プラットフォームとIoTセキュリティゲートウエイによって、顧客のIT機器・IoT機器を24時間365日見守る。最先端かつ高度な技術を持つエンジニア集団が、豊富なノウハウを生かしてシステムを守る。インシデント発生時には検出されたセキュリティアラートの分析に基づき最善の対策をアドバイスする。