ノジマは、東京・池袋の東武百貨店池袋本店の4階に「ノジマ池袋東武店」を8月26日にオープンする。2021年になってから、ノジマは東京23区内に相次いで新店をオープンしており、池袋は5店舗目になる。

　新店は、売り場面積2001平方メートルに100人程度の人員で運営する。家電メーカーからの派遣スタッフはおらず、全てノジマの従業員で接客するのが特徴だ。

　7月10日から、相模原本店（相模原市中央区）、豊洲店（東京都江東区）、日の出店（東京都日の出町）、亀有店（東京都葛飾区）、幕張新都心店（千葉市美浜区）の5店で試験運用してきた自動発券機を池袋東武店にも6店目として導入。自動発券機は、混雑が予想されるパソコン（PC）、冷蔵庫、洗濯機、テレビコーナーに設置し、従業員が対応できない時でも、発券機を取ることで5分以内に対応するようにする。仮に5分以内に対応できなければ、1分につきノジマポイントを100ポイント（100円分）プレゼントする。オープンセール終了後から取り組みを開始する予定だ。

　ノジマ全店で実施している、スマートフォンと携帯端末の契約にかかる時間を90分以内に完了する取り組みも推進する。90分を超えた場合も、1分につきノジマポイントを100ポイント進呈する。

　東武百貨店池袋本店は池袋駅の西口側だ。西口にはビックカメラが駅前に店舗を構えている。

　東口は、ヤマダホールディングスのLABI1日本総本店池袋の隣接地にビックカメラが小型店を7月30日に出店するなど、競争環境が変化しつつある。ノジマの出店で、西口も含めて家電量販店の池袋エリアの勢力図がまた変わってきそうだ。