2021.08.25 ヤマハがUSB再生対応CDプレーヤー高品位な音質を追求

CDプレーヤーのエントリーモデル「CD-S303」

 ヤマハは、CDプレーヤーのエントリーモデル「CD-S303」を9月29日に発売する。

 信号の相互干渉を徹底して排除するため、デジタル、アナログ回路への電源独立供給をはじめ、グラウンド配線、信号経路の最適化など、ハイエンドモデルの開発で培われた経験、ノウハウを生かした回路構成を採用している。ほかにもバーブラウン高精度DACや実際にヒヤリングを重ねながら厳選した高品位パーツを投入した。

 コンストラクションは、ボトムシャシーに高精度・高剛性セルスペーサー(橋脚)を通して、CDドライブメカを強固に固定することで、再生時におけるCDドライブの不要振動を抑え込むマウント方式や、補強用の鉄板をトップカバーに追加することで優れた制振性能を実現している。

 これらにより音の情報量とダイナミックレンジを向上させ、楽器の質感までしっかり感じられ、アーティストの演奏を目の前で見ているような聴いていて楽しい音を追求した。デジタル出力回路を停止するとともにディスプレーも消灯し、より高品位なアナログ音声出力を可能にするピュアダイレクトモードを装備している。

 本体の前面には、USBメモリー、USB携帯音楽プレーヤーなどを接続してデジタル音楽ファイルを再生できるUSB端子を搭載した。

 また、WAV/FLACフォーマット(96キロヘルツ/24ビット)の再生にも対応しているので、CDだけでなく音楽配信サイトなどで購入した楽曲などを含め、幅広いコンテンツを一台で楽しめる。

 同社ハイエンドCDプレーヤーのテイストを継承したシンプルで、洗練されたパネルデザインと使いやすい操作レイアウトを採用した。フロントパネルには質感の高いヘアライン仕上げのアルミパネルを使用しているので、同社のHi-Fiアンプと組み合わせて、統一感のある高品位なオーディオシステムを構築することができる。

 本体の電源をオンにした時や、再生ソースを切り替えた時に、自動的に再生を開始するオートプレー機能や、操作されない状態が一定時間(20分)経過すると電源を自動的に待機状態にするオートスタンバイ機能も装備した。

 本体カラーはシルバー。価格(税込み)は4万7300円。