業界初のダブルAI採用、オーダーメードで快適実現

　富士通ゼネラルは、最上位機種に搭載している「ダブルAI（人工知能）」を新たに採用したルームエアコン「ノクリア」Zシリーズでユーザーの好みにとことん寄り添う。

　6畳用から29畳用まで9機種の豊富なラインアップをそろえるZシリーズ。最上位機種Xシリーズに次ぐ上位機で、エッジ（本体）とクラウドの二つのAIを使用する業界初のダブルAIを搭載した。

　木造や鉄筋といった建物環境と湿熱環境、在室状況などの学習データに気象情報を組み合わせ、体感温度予測や温度ムラ予測、立ち上げ予測、在・不在予測を行い、オーダーメード快適を実現する。

　日差しや降雪で温度が変化しやすい窓際など、複眼輻射（ふくしゃ）センサーが室内の温度ムラを細かく検知。同センサーが収集したデータと過去の運転データ、気象情報などをAIが学習し、建物環境や日差しの影響などで室内に温度ムラができる時刻、場所を予測し、自動的に気流を吹き分ける。

　先回りして気流を吹き分けるため、不快な時間を作ることなく、部屋全体を常に快適に保てる。リモコンの操作履歴などから、ユーザーの好みの環境へと先回りして設定する。

　空気質向上や清潔性に対するニーズの高まりを受けて、電気集じん方式のプラズマ空清も搭載。吸い込んだ空気中の汚れを強力に吸着する。高い集じん力が持続し、空気抵抗も少ないため、より快適が続く。

　機能だけでなく、デザイン面でもユーザーに寄り添う。室内機は設置した際の見え方にもこだわり、正面を波文様の造形にすることで、すっきりとした印象とした。上質さと高級感を備え、リビングをはじめ設置空間全体との調和が取りやすく、インテリアの雰囲気も引き立てる。

　表面にはシボ加工や不ぞろいな着色を施し、素焼きの陶器特有の素朴な質感や凹凸を表現した。