2021.10.07 「マブラヴ オルタネイティヴ」TVアニメとゲームを同時グローバル展開エイベックスが完全内製化

テレビアニメ「マブラヴ オルタネイティヴ」ビジュアル

PC向けバトルアクションゲーム「Project MIKHAIL(プロジェクト ミハイル)」PC向けバトルアクションゲーム「Project MIKHAIL(プロジェクト ミハイル)」

 エイベックスは、アニメとゲームの完全内製化をエイベックス・グループで初めて実現した。テレビアニメ「マブラヴ オルタネイティヴ」とゲームの最新作を同時にグローバル展開する。

 マブラヴシリーズは、2003年発表後、国内外問わず高い評価を受けているゲーム発のコンテンツIP。シリーズの中でも特に人気の高い06年発売の「マブラヴ オルタネイティヴ」は、地球外起源種の敵「BETA」と人類の戦いを描くSF ロボットアクションで、海外レビューサイトの評価で6年連続1位を獲得している。

 今月、PC向けバトルアクションゲーム「Project MIKHAIL(プロジェクト ミハイル)」の早期アクセス版を、年末にはスマートフォン向けアクションRPGゲーム「Project Immortal(プロジェクト イモータル)」(仮)のリリースなどを予定している。

 14年のエイベックス・ピクチャーズ設立以降、アニメ・ゲーム事業におけるグループ間シナジーの強化に取り組んできた同社。今回、エイベックス・グループ各社(エイベックス・ピクチャーズ、FLAGSHIP LINE、aNCHOR、fuzz)が、アニメ制作とゲーム開発の完全内製化を実現した。

 テレビアニメ「マブラヴ オルタネイティヴ」では、aNCHORが原作を保有、エイベックス・ピクチャーズが企画、グラフィニカとの合弁会社FLAGSHIP LINEが制作を行う。ゲーム「プロジェクト ミハイル」は、aNCHORがパブリッシャー(企画・制作・販売)、fuzzが開発。「プロジェクト イモータル」(仮)は、aNCHORがパブリッシャーと開発を担うという。エイベックス・ピクチャーズの勝股英夫社長は「マブラヴ新シリーズは、アニメ・ゲーム領域でここ数年進めてきた上流域の権利開発と内製化が最も具現化したプロジェクト。現場の足音が聞こえる体制のもと、結集しているクリエイター達の力には目を見張るものがある」とコメント。

 同社は、「Entertainment×Tech×Global」を戦略テーマに掲げ、新たな時代を勝ち抜く「強いコンテンツIPの創造」を推進する。今後も、グローバル基準のコンテンツIPの開発・育成に取り組み、世界に届けることを目指す。
テレビアニメ「マブラヴ オルタネイティヴ」は、毎週水曜24時55分~、フジテレビ「+Ultra」にて放送。そのほか、FOD、TVer、GYAO!で、1週間限定の無料見逃し配信なども行われる。