2021.11.24 【5G関連部品・材料特集】日本ケミコン125度対応アルミ電解コンなど5G基地局向け揃える

 日本ケミコンは、5G通信基地局向け製品を多数そろえている。ラジオ・ユニットのAC/DC電源向けは125度対応アルミ電解コンデンサーを推奨する。リード形「GXMシリーズ」は耐久性5000時間保証の長寿命品。小型で高容量な新製品で従来品比61%の高容量化を実現した。定格電圧範囲400~450V、静電容量範囲15~220μF、製品サイズφ10×20L~φ18×50Lミリメートルで、来年1月からサンプル対応を開始予定。

 125度対応基板自立形は「GXAシリーズ」をラインアップしている。定格電圧範囲400~450V、静電容量範囲220~820μF、製品サイズφ30×30L~φ35×60Lミリメートルで量産中。

 コモンモードチョークコイルは新製品「FWシリーズ」を提案する。ナノ結晶合金を用いたことで、フェライトタイプのコイルに比べて体積を半分以下に、重量を6割に削減でき、発熱も約4割抑制が可能。定格電圧範囲250~700V、定格電流範囲3.5~39Aをカバーする。サンプル対応中。

 このほかチップ形導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサーの新製品として、許容リプル電流を最大2.1倍に高めた135度4000時間保証品「HXFシリーズ」(定格電圧範囲25~63V、静電容量範囲33~330μF、製品サイズφ8×10L~φ10×10Lミリメートル)や、独自封止構造で寿命を2倍にした135度8000時間保証品「HXUシリーズ」(定格電圧範囲25~63V、静電容量範囲82~330μF、製品サイズφ10×10Lミリメートル)などがある。導電性高分子アルミ固体電解コンデンサーも超低ESR(10mΩ)で長寿命(105度3000~1万5000時間)製品がそろう。