2019.12.20 東レが海水淡水化向け逆浸透膜 造水量、従来の1.7倍に

東レは、従来品比で造水量を約1.7倍に高めた世界最高レベルの造水性能を持つ海水淡水化向け逆浸透(RO)膜を創出した。この開発品を用いることで、エネルギーの使用量を増やさずにプラントの造水量の増加を図り、造水コストを抑えることができる。3年以内の製品化を目指して開発を加速する。

 世界では、地球規模の水不足・水質汚濁などの問題が深刻化しつつあり、安全な水の確保は持続可能な開発目標(SDGs)の一つになっている。

  (つづく)