2022.05.20 ソニー、高音質のBTヘッドホン投入業界最高級のNC機能

ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM5」

 ソニーは、業界最高級のノイズキャンセリング(NC)機能を搭載するブルートゥースヘッドホン(BT)「WH-1000XM5」を27日に発売する。価格はオープン、市場想定価格(税込み)は5万円前後。

 WH-1000XM5は、従来機で搭載していた「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」に加えて、新たに「統合プロセッサーV1」を搭載した。ヘッドホンの左右に四つずつ配置したセンサーで効率的にノイズを収音する「マルチノイズセンサーテクノロジー」と、二つのプロセッサーを組み合わせることで高精度にセンサーの信号を制御し、高いノイズキャンセリング性能を実現している。

 ドーム部にカーボンファイバーコンポジット素材を使用することで柔らかいエッジ部と軽量で高剛性なドーム部を両立した専用設計30ミリメートルドライバーユニットを搭載。低音域から高音域までの再現性を高め、より自然で伸びのある音質を実現している。

 ウォークマンで培った高音質技術をヘッドホンに最適化することで、微細な音の再現や広がり、定位感も増している。

 通話機能はビームフォーミング技術により口元への指向性を高めたマイクと、5億サンプルを超える人工知能(AI)の機械学習で構成したアルゴリズムにより、ユーザーの声とそれ以外の環境ノイズを分離し、発話した声をクリアに抽出する。

 快適で安定した装着性を実現する軽量でスリムなデザインのヘッドバンド部や、ソフトフィットレザーを使用したイヤパッドを採用している。また、3分の充電で約3時間の音楽再生が可能なUSB PD(Power Delivery)充電に対応している。

 製品箱には、竹、さとうきび、市場で回収したリサイクル紙を由来とするソニー独自開発のオリジナルブレンドマテリアルを使用するほか、本体に使用する樹脂素材には再生プラスチックを使用している。