2022.07.15 物流「パレット」の行方不明など防ぐアルプスアルパインとユーピーアールが連携

物流トラッカー

 コロナ禍などの影響でEC市場が伸び、貨物量が世界的に増える中で、小口化・短期化も進む。そんな中、人手不足への対応などが課題になっている。

 特に意外な盲点になっているのは「パレットの行方不明」という問題。パレットとは、リフトなどで使われる荷物の台。物流現場で不可欠だが、業界によると1年に1割ほどが行方不明になり、失われているという。理由はよく分かっていないが、結果的には、業界はその損害にも悩んでいる形だ。

 そうした中、アルプスアルパインは、パレットなどを手掛けるユーピーアールとコラボする。アルプスアルパインはかねて、IoTデバイスやクラウドサービスを使って、物流資材の位置情報を取得・送信し、高精度に把握するサービスを手掛けている。これをユーピーアールの「なんつい」に採用。サービスの高精度化・拡充に貢献する。

 業効率向上による働き手不足の解消や、パレットの廃棄量削減、配送効率向上によるカーボンニュートラルへの貢献にもつながりそうだ。

(19日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)