2022.08.02 【IoT家電特集】パナソニック24年度の販売比率を6割に、〝ちょうどいい〟を実現

冷蔵庫内の在庫確認などIoT対応でさまざまな機能アップデート、サービス向上を実現する

 パナソニックは、スマートフォンとつながり、一人一人の暮らしに寄り添い、それぞれが〝ちょうどいい〟暮らしの実現に貢献していく。IoT(無線LAN搭載)家電の品ぞろえも拡充させ、2024年度には販売比率を全体の6割まで高める方針だ。

 同社サイトでは、家電がスマホとつながることで、暮らしがどう変わるか、より多くの人に理解を深めてもらうため、「新くらし提案」というコンテンツを掲載し、IoTで広がる家電の使い方を紹介する。

 ルームエアコンは、「エオリア アプリ」でさまざまな使い方ができる。外出先からの運転オン/オフはもとより、室温みはり通知、どこでもリモコン、ウィークリータイマー、天気予報連動も可能だ。

 またスマホのGPSや本体の照度センサーのデータを活用し、帰宅前や就寝時のシーンに合わせた快適な自動制御を実現するシーン推定自動運転機能など、多彩な機能が利用できる(対応できる機能は、機種により異なる)。

 冷蔵庫では「Cool Pantry」アプリで、AIエコナビやお留守番モード、お買い物準備モード、冬季省エネモードといった省エネを実現。製氷状況のお知らせや離れた家族のドア開閉状況の確認などもできる。また、キッチンポケットアプリとストックマネージャー(重量検知プレート)により食材ストック管理もでき、ダブり買い軽減など、便利な使い方もできる。

 洗濯機では「スマホで洗濯」アプリを使い、外出先やリビングなど、洗濯機から離れた場所からも洗濯の操作ができる。

 また、帰宅時間を見計らって、洗濯開始や予約していた洗濯終了時刻の変更も簡単に操作でき、日々の洗濯をより効率的にする。さらに液体洗剤・柔軟剤のオンライン購入、天気情報、洗濯終了など洗濯時のステータス情報が確認できる。

 同社では、21年10月からIoT家電の動作状況や暮らしに役立つ情報を、同社スピーカー搭載(ビエラやロボット掃除機など)家電が音声で知らせてくれる「音声プッシュ通知」サービスも展開している。

 同社のIoT家電(エアコン、洗濯機、オーブンレンジ、炊飯器、空気清浄機、冷蔵庫)は運転状況の確認はもとより、「ごみの日」や「薬の時間」「寝る時間」「おでかけ時間」など、暮らしのさまざまな役立ち情報も音声で知らせる。

 さらに、他社サービスとも連携させ、天気予報(天気情報提供元=The Weather Company)、ヤマト運輸のクロネコメンバーズと連携した宅急便お届け通知など、暮らしの価値を高めることができる。