パナソニックは、室外機から外気を取り込んで換気する「給気換気」に加え、室内の空気を屋外に排出する「排気換気」を実現したルームエアコン「エオリア」LXシリーズを11月10日に発売する。

　新製品は、従来の給気換気だけでなく、新たに室内の空気を屋外に排出する排気換気を搭載した。冷暖房運転をしながら換気ができる上、室内の臭いや湿気が気になる場合には排気換気に切り替えて、こもった空気を屋外に排出できる。

　「AI快適おまかせ」運転時には、室内外の状況に合わせて、給気／排気換気を自動で切り替える。

　加えてパナソニックの独自技術である「ナノイーX」効果で、換気だけでは取り除けない付着した花粉、臭い、カビ菌を抑制する。

　エアコン内部の清潔性も進化した。フィルターの自動掃除はもとより、「抗ウイルスエアフィルター」を新たに採用した。

　エアフィルターにAg＋（銀イオン）に加え、抗ウイルス剤をコーティング。捕集したほこりに潜む菌の増殖を抑え、特定のウイルスの数を減少させる。

　これまでのナノイーX内部クリーンによるエアコン内部のカビ菌の除菌と合わせ、エアコン内部を清潔に保つことができる。

　冷暖房機能も進化した。よく暖房を使用する時間帯を、朝昼晩・曜日ごとに「エオリアAI」が学習。予熱しておくことで、運転スタート後すぐに温風が吹き出す「すぐでる暖房（AIチャージ）」を搭載した。

　冷房時には、エネチャージを活用した「エネチャージ極上冷房」のほか、新たに「しっとり冷房」を搭載し、好みに合わせて選べるようになった。

　しっとり冷房は、設定温度に到達した後、湿度制御で冷房による乾燥や冷えを抑えながら、省エネも実現する。

　エオリアアプリも進化させ、表示情報を整理。より直感的に操作できるようになった。