2022.11.16 【Inter BEE特集】オーディオテクニカ 初披露の「ESWシリーズ」など 会議システムを実演でアピール

1・9ギガヘルツ帯ワイヤレスシステム「ESWシリーズ」

 創立60周年を迎えたオーディオテクニカは、業務用ワイヤレスシステムを中心に、3Dオーディオサウンドを収音可能なイマーシブオーディオマイクロホン、ボーカリストのためのハンドヘルドマイクロホンの3つの新製品とともに、シーリングアレイマイクロホン、デジタルスマートミキサー、ワイヤレスインイヤーモニターシステムなどを展示し、音と映像で各製品の魅力を訴求する。

 昨今、ワイヤレスマイクはデジタル化によって同時使用チャンネルが増加し、広い音声周波数帯域でクリアな音質を実現し電波干渉が少ない1.9ギガヘルツ帯域対応の需要が高まっている。

 今回初披露となる直感的な操作性とシステムインテグレーターの柔軟性を両立した1.9ギガヘルツ帯(DECT規格準拠)ワイヤレスシステム「ESWシリーズ」をデモ展示。通常モードで48波、HDモードで96波の同時使用が可能。ハンド、タイピン、グースネック、バウンダリーの4タイプをそろえており、高音質、低遅延、多数波運用をクリアとしている。

 同社は、800メガヘルツ帯のデジタル、アナログ、赤外線、2.4ギガヘルツ帯の幅広いワイヤレスマイクのラインアップをそろえている。今回のシリーズが加わり、あらゆるシチュエーションで最適な提案ができる。

 今年1月発売の独自開発のビームフォーミング技術を採用したコンパクトなシーリングアレイマイクロホン「ATND1061DAN」もデモ展示。コロナ禍において、オンライン会議の需要が急増しており、そのツールとして小規模・手軽・最高のパフォーマンスを実現するシーリングアレイマイクロホンの需要も高まっている。同マイクロホンは、会議室などの天井に設置して必要なセットアップを行うことで、テーブルにマイクを置くことなく収音(配信)ができる。また、話者を自動追尾するダイナミックビームフォーミング機能や独自のVAD(音声区間検出)技術によって、話者の声をピンポイントに収音し、無駄な雑音などを軽減させる。大きさも他社品より半分以下の小型で、施工も簡単にできるのも特長だ。

 ブースにハドルルームを設け、同社のテクニカハウスに設けたショールームとつなぎ、ワイヤレスマイクシステムとシーリングアレイマイクロホンを使用した実演デモを行う。会議システムの体感の場として提供し、製品の音質・操作性・性能をアピールする。