ベルギーにある先端技術の世界的研究機関で、半導体などで知られるimec（アイメック）のルク・ファンデンホーブCEOが、年頭に当たって電波新聞の取材に所感を表明。米国の半導体をめぐるチップス法への評価や、日本の半導体新会社ラピダスへの期待を語った。

　同CEOは「スマホやタブレット、データセンター、自動運転、AIによる音声アシスタントなど、どれも半導体技術の進歩がなければ実現しなかった」と振り返り、「地政学的に半導体のサプライチェーンが保証されることが肝要だ」と指摘した。

　米チップス法については「地域間の開かれた関係や国際協業を強化すると信じたい」と期待。さらに、2ナノメートルの開発をめざすラピダスとの協業についても、「当方が果たせる役割は大きい」と展望した。

（24日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です）