韓国貿易協会（KITA）は、日韓の未来志向の関係を目指し、今月、韓国の優良商品を日本に紹介する「韓国商品展示・商談会」や未来産業協力に関する「日韓未来産業協力フォーラム」を開催。民間交流を活性化させるための事業にも取り組んでいると訴求した。

　来日したKITAの具滋烈（ク・ジャヨル）会長は、「今回の日韓両国の頂上のシャトル外交を通して両国関係に新しい道しるべが立てられたと思う。韓国の貿易業界は、過去のように活発に経済交流をしながら相互互恵的に貿易を拡大していくための努力を注いでいる」と語った。

　KITAは1948年に初めて海外支部を日本に開いて以来、両国間経済と貿易協力増進、韓国企業の日本市場への進出拡大と、権益の擁護や支援のためにさまざまな活動をしてきた。

　今後さらに、具会長は「両国は地理的隣接性を活用し、水素などのエネルギー新技術開発や、生産・供給協力、あるいは第三国共同進出などを進めていくべきだ。両国企業の戦略的提携推進のため、政府の関心と支援を要請したい」と話す。

　韓国の貿易業界は、シャトル頂上外交が復元され、両国が信頼と友情を回復していくことを期待しているとした。