2023.06.20 【冷蔵庫特集】三菱電機 MZシリーズ AIで庫内状況予測 各扉の開放時間を計測

「中だけひろびろ大容量」MZシリーズ

 三菱電機は、人工知能(AI)で庫内の収納状況を予測する冷蔵庫「中だけひろびろ大容量」MZシリーズを夏商戦で提案する。

 MZシリーズは、庫内容量485リットル、540リットル、602リットルをそろえる。400リットル台の「MR-MZ49J」は、奥行き65センチメートルと設置性にも優れる製品だ。

 搭載する「A.I.予報」は、冷蔵室、野菜室、冷凍室に搭載するセンサーが各部屋の扉の開放時間を計測して扉の平均開放時間をAIが予測。1~2カ月前と比べて2倍の平均開放時間になると予測した場合に、対象となる部屋の整理整頓や手入れを促す通知を行う。

 購入してから2カ月間はAIによる使い方の学習期間で、2カ月後に通知される平均開放時間が基準となる。そこから扉開閉回数と開放時間を計測し、平均開放時間が2倍以上になると予測した場合、1カ月ごとに改善を促す通知を行う仕組み。改善された場合には通知は行わない。冷蔵室の扉や専用アプリに通知される。

 MZシリーズは、IoT対応機種であるため、同社の家電統合アプリ「MyMU(マイエムユー)」との連携機能も使える。遠隔保守機能を新たに搭載したことで、故障した場合にアプリに通知してくれるようになった。

 2月3日から提供を開始した定額課金(サブスクリプション)型見守りサービス「MeAMOR(ミアモール)」にも対応し、扉の開閉状況から離れた家族の生活状況を確認できる。

 野菜室が真ん中のMZシリーズに対し、冷凍室を真ん中にしたWZシリーズも展開する。冷凍食品のまとめ買いなど冷凍需要も強いことから、ニーズに応じて選べるようなラインアップ提案を行っている。