2023.06.30 シャープ、23年度〝開源節流〟で黒字化必達 持続的に成長するブランド確立

 シャープは27日に開催した第129期定時株主総会で、2023年度の取り組み方針を説明した。22年度はディスプレイ事業の市況悪化に伴い、完全子会社化した堺ディスプレイプロダクト(SDP)の減損損失などで最終損益は2608億円の大幅赤字を余儀なくされ、配当金が無配となるなど、厳しい業績だった。

 これを受け、呉柏勲代表取締役社長執行役員兼CEOは、23年度は「全社で開源節流(支出を抑え、財源を増やすの意)を徹底し、必要な経費削減に...  (つづく)