2023.07.20 【ケーブル技術ショー特集】シンクレイヤ 新時代に「再」適化へ 最新インフラ設備やAR紹介

新製品のXGS-PON ONT/10G-EPON ONU(左から)

 シンクレイヤは、〝新時代に「再」適化〟をテーマに、少子高齢化や人口減少といった新しい時代を背景に、地域DXの中心的な役割で地域社会構築に取り組むケーブルテレビ事業者に向けて最新のソリューションを提案する。

 まず、全てのサービスの基盤となるインフラ設備の高度化は、今後リリースを予定している「10G対応」のONT/ONUをはじめとしたPON製品群で応える。

 いよいよ本格化する10GサービスにXGS-PON/10G-EPONの両規格ともソリューションを提供し、事業者に安心して採用されるラインアップとしている。

 次に、これまで採算性の観点から拡張を見送っていた低密集度の地域に対し、事業エリア化が可能となるよう「分散サブセンター」を提案していく。各種サイズの屋外型のキャビネットや屋外型OLT、UPSを組み合わせることで建築コストと期間を大幅に抑制できる。

 好評の「統合管理システム」と組み合わせたリモート監視も実演する。

 また、既設集合住宅のネットワーク化には、新たに「電話線を利用したG.hn方式」と「透明光ファイバーによる配線方式」を参考出展する。

 今回は「AR(拡張現実)」を利用した地域活性化ソリューションの一例を紹介する。

 事業者の「高い地域密着性」という強みを生かし、地元自治体や企業などとのコラボレーションで地域の活性化につなげる提案だ。実演を交えて紹介する。

 そのほかにも、幅広い世代に対応した「マルチデバイス連携FM告知放送システム」や、各種事例と取り組みなども紹介する。

 シンクレイヤは、高度な放送・通信インフラの構築を通じてケーブルテレビ事業者による地域社会の発展に貢献していく。