ニチコンは、導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサーの小型化、高容量化の125度4000時間保証「GYA」、105度1万時間保証「GYB」、135度4000時間保証「GYC」の定格を拡充。各φ10×12.5Lを追加して高容量化に対応。2021年に車載向けGYAより1ランク高容量の「GYE」、22年に2ランク高容量の125度4000時間保証「GYF」を発売。車載向けを強化した。

　導電性高分子アルミ固体電解コンデンサーは、業界初のリプル電流重畳で耐久性を保証する125度2000時間保証「PCW」、125度4000時間保証「PCA」を市場投入した。共に85度85％RH1000時間の耐湿性保証。PCAはモーターコントローラー用に提案。現行品「PCR」に比べて最大1.5倍高リプル電流化。業界最高レベル125度3000時間保証と、車載向け85度85％RH1000時間の耐湿性保証「RKS」、高信頼性の通信分野、産業機器向け125度3000時間保証「RDS」もそろえた。

　チップ形アルミ電解コンデンサーは、超高温度150度2000時間保証で高容量、長寿命、低ESR「UBH」を超高温度環境下の車載機器など、さまざまな用途向けに供給する。

　フィルムコンデンサーは、xEV搭載の主機モータ駆動インバーター用平滑コンデンサー「EM」の搭載車種が拡大。車種ごとに最適な電気性能と形状のカスタム対応が可能。

　小型リチウムイオン二次電池「SLB」は、優れた急速充放電性能、低温特性、安全性、長寿命でIoTやウエアラブル機器に最適。最大20Cの急速充放電性を有し、10Cレートで2万5000回以上の充放電が可能。マイナス30度でも充電可能な低温特性を持ち、低レート（0.01C）の充電も可能。破裂・発火の危険性が極めて低く、スマートフォン内蔵スタイラスペンや一次電池のアシスト電源で採用が進む。サイズラインアップで高容量ニーズにも応える。