ローソン店舗でauのサービスが受けられるリモート接客の取り組みがスタートした。KDDIは22日、ローソン東浦町浦店（兵庫県淡路市）にリモート接客でスマートフォンの手続きなどができる「au リモートお手続きブース」のトライアル第1号店を開設した。ローソンの店舗内にリモートブースを設置し、新規契約や機種変更のほか料金プラン相談などをWebで対応する。地元の顧客サポート、シェア拡大、地域のデジタルデバイド解消を目指す。

　市内にはauショップが無く、店頭でスマートフォンの相談をするためには、洲本市など近隣の市町村まで移動する必要があった。今回、ローソン店内にリモートブースを設置することで別市内のショップを訪れることが困難なユーザーは、スマートフォンの契約や利用料金相談などauショップのサービスが受けられるようになった。

　ブースは6平方メートルで、リモート接客が受けられるパソコンや椅子、ヘッドセットなどを用意。ローソンスタッフに声がけし、ブースでau担当スタッフとのビデオ通話で各種相談や契約を受付する。利用可能な手続きは新規加入 、機種変更、契約内容変更、料金プラン相談など。リモートでの応対は東京の接客対応スタッフが担当する。

　オープン前には、新聞の折込チラシで開店を告知。初日、2日目は、店頭でアンケートに答えると粗品を提供するイベントを用意したほか、店舗限定でau PAYの利用で20%還元するキャンペーンも26日まで実施する。

　今後、来年の3月31日までトライアルを実施し、地域のニーズなどを検証。1日2、3人のブース来店を目指す。