寒波の到来で各地、今シーズン一番の寒さに見舞われた25、26日。各家電量販店には、エアコンや暖房を求める来店客が増えたほか、冬のボーナス支給を当て込み、生活家電の買い替えなどを検討する人の姿も見られた。

　25日に初雪を観測した仙台市にあるヤマダデンキTeccLIFE SELECT仙台あすと長町店(同市太白区)には家族連れらが訪れ、暖房エアコンや石油ファンヒーターを購入していく姿が多く見られた。

　同店店長は「電気代の高騰から古いエアコンを買い替えるケースが増えている。石油暖房も購入されているが、電気暖房の割合が増えている」と話す。年末年始のテレビ番組を楽しむために、55型以上の大型テレビなどの購入も増えているという。

　ヨドバシカメラ新宿西口本店(東京都新宿区)も暖房器具や、クリスマスの贈答用として理美容家電やワイヤレスイヤホンなどの売れ行きが好調だった。

　気温の低下でホットカーペットやガスファンヒーターを購入する人や、自宅の暖房器具の用意が間に合わず、急きょ訪れた来店客も。「高齢のお客さまなど持ち帰りが大変な方に配送を勧めても、今日使いたいからと持ち帰る人が多かった」(同店副店長)という。

　上新電機高槻店(大阪府高槻市)でもエアコンや電気暖房の販売が活発に。エアコンは「即暖性を求める人が多い」(同店店長)そうで、暖房能力の高いモデルが売れている。電気暖房ではファンが搭載された機種が増えたことから人気を集めている。(28日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)