半導体製造技術、装置、材料の国際展「セミコンジャパン2023」(主催SEMIジャパン)が13日、「つかめ、未来を。つくれ、時代を。」をテーマに東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。

　オープニングセレモニーでは岸田文雄首相がビデオメッセージを寄せた。製造装置や部素材をはじめとした日本の半導体サプライチェーンの役割を指摘しつつ、「低賃金低成長のコストカット型経済から成長型経済への変革を目指している。そのけん引役は半導体だ」とし、賃上げなど既に経済効果は表れ始めていると強調した。最先端半導体の量産に挑戦するラピダスプロジェクトや量産体制構築に向けた動きへの支援を約束した。

　続いて西村康稔経済産業大臣が登壇。先端半導体の製造基盤整備に向けた支援など「この2年間、世界のどこと比べても大胆かつスピード感のある取り組みで半導体政策を進めてきた。この流れを止めることなく加速させていくことが重要だ」と継続的な支援の重要性に言及した。

　今回、東展示場(東1～8ホール)をすべて使用するなど、前回の1.6倍に規模が拡大した。会期は15日までの3日間。

　(14日の電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です)