2024.02.02 水中で駆動可能な素子開発に成功 理研の超薄型有機太陽電池

従来の有機太陽電池の構造と本研究で作製した有機太陽電池の構造の断面模式図

 理化学研究所創発物性科学研究センター創発ソフトシステム研究チームの福田憲二郎専任研究員、染谷隆夫チームリーダーらの国際共同研究グループは1日、有機半導体を発電層として用いた超薄型有機太陽電池の耐水性を改善し、水中でも駆動可能な素子の開発に成功したと発表した。今後、高いエネルギー変換効率と耐水性を両立する発電層材料の開発が進み、今回の技術と組み合わせることで、さらに耐水性が改善された高効率の超薄型有機太陽電池を実現できるとみている。

...  (つづく)