2024.03.25 パナソニック ハウジングソリューションズ、「アラウーノ」の販売強化

全自動おそうじトイレ「アラウーノ」

軽量のため省施工・短工期、配送効率も向上軽量のため省施工・短工期、配送効率も向上

パブリック施設向けに「アラウーノ小便器」など新製品を投入パブリック施設向けに「アラウーノ小便器」など新製品を投入

 パナソニック ハウジングソリューションズは、主に住宅市場向けに全自動おそうじトイレ「アラウーノ」を展開してきたが、今後パブリック施設等に向けた販売を強化、新商品も投入する。

 「アラウーノ」は2006年12月松下電工(当時)が発売。陶器ではなく、業界ではじめて有機ガラス系素材(樹脂素材)を使ったタンクレストイレとして誕生した。2022年には日本ネーミング大賞(日本ネーミング協会主催)も受賞している。

 現在、ラインアップは「アラウーノL150」「アラウーノS160」「New アラウーノV」の主に3つのシリーズで展開。

 国内に止まらず、2009年12月からは台湾市場に、2013年1月からは中国市場に、2022年8月からはタイ市場に投入しており、今後海外での展開も加速していく。

 4月22日からは、「アラウーノ小便器」の受注を開始する。また圧送ポンプを内蔵し、省スペースで、設置可能な場所が広がる「アラウーノV圧送タイプ」も同時に発売する。

 「アラウーノ小便器」は、汚れがつきにくく落ちやすい有機ガラス系素材により、1回の洗浄水量が1990年代の一般的な小便器と比較して、少ない水量で洗浄でき、洗浄水量・水道料金は約80%削減できる。30台設置した場合は年間約142万円の節約が可能となる。

 また有機ガラス系素材採用による一体成型で、汚れの溜まりやすい継ぎ目・凹凸が少なく清掃性も高く、清掃スタッフの負担軽減につながる。

 合わせて設置・施工がより簡単になる。陶器製の小便器の場合、重量は約40キログラムだが、新製品は約6キログラムと軽量のため一人で施工でき、施工人員・施工費を抑えられる。配送も従来品の4倍の積載が可能で、CO₂排出量削減と労働時間短縮に貢献する。(26日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)