野村総合研究所（NRI）の2024年3月期連結決算は、国内事業を中心に金融ビジネスプラットフォームや大型DX案件が引き続き好調に推移し増収増益となった。

　売上収益は全セグメントで増収。DX案件や生成AI関連の需要の拡大もあり、コンサルティングは前期比12・7％増、カード会社向けのシステム開発などが寄与し金融ITソリューションは同6・5％増。

　産業ITソリューションも通信や広告業向けのシステム開発などが好調で同3・4％増、IT基盤サービスは、サイバーセキュリティー対策やクラウド需要の拡大を背景に同15・5％増で推移した。

　今期連結業績は、基幹システムの更新需要の拡大などで増収増益を見込んだ。