2024.05.31 LGエレ、衣類乾燥除湿機に本格参入 7月に2製品発売

単機能でデザイン性が高いスタンダードモデル

新発売する2製品と成田氏新発売する2製品と成田氏

引き出しの衣類(左)と靴の除湿に特化するパーツ引き出しの衣類(左)と靴の除湿に特化するパーツ

宮田氏宮田氏

 LGエレクトロニクス・ジャパンは、国内の衣類乾燥除湿機市場に本格参入する。7月3日から衣類乾燥除湿器2製品を発売し、若者層への認知拡大と拡販をしていく。

 日本市場に投入する新製品は単機能でデザイン性が高いスタンダードモデルで、1日に最大17リットル除湿できる光沢のあるシルバー色モデル(市場想定価格税込み8万円前後)と同19リットル除湿できるつや消しベージュモデル(同8万5000円前後)の2機種を展開する。

 両機種ともシリンダーが2つのデュアルインバーターコンプレッサーを搭載し、デシカント方式よりも消費電力を抑えて除湿する。

 5リットルの大容量タンクを搭載し連続排水機能付きで24時間除湿できる。

 空間の除湿だけでなく、靴の除湿ができるパーツやクローゼットや引き出しの湿気を素早く取れるパーツも付属した。HAマーケティング担当の成田佳蘭氏は「他社製品では衣類乾燥に特化した機能がついているものは少ない」と話し、専用パーツを使って靴と衣類乾燥に特化できることで差別化を図っている。

 独自の「LG ThinQ」アプリとの連携で、遠隔で電源の切り替えや消費電力量のチェック、タイマー機能や湿度・タンクの水量を確認できる。

 マーケティング統括の宮田弘之氏は「若い世代への認知度は低いが、知っている人からは注目度が高い」といい、若年層への認知度を高めることで、販売シェアとブランド認知度拡大につなげていく構えだ。(6月3日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)