2024.06.15 疲労を感じる相手、女性は「夫」が6割 男女間で開き 解消法にも違い フジ医療器調査
精神的疲労の主な原因。上は女性、下は男性の回答(出所:フジ医療器)
精神的疲労を感じる相手、「夫」と回答した女性は6割、「妻」と回答した男性は3割――。マッサージチェアを手掛けるフジ医療器が5月の「母の日」と6月の「父の日」に合わせてそれぞれ実施した調査から、精神的な疲労を感じる相手として、女性と男性で感じ方に開きがあることが浮き彫りになった。男女ともに精神的疲労のトップは「仕事」で、次いで「人間関係」が続くが、その中身については感じ方に差が出る“残念”な結果となった。
フジ医療器は4月、子どもを持つ20歳以上の女性を対象に疲労に関する調査を実施。5月には、子どもを持つ20歳以上の男性を対象に同様の調査を行い、結果を公表した。
それによると、男性にとって精神的疲労の主因は「仕事」が6割以上で、女性にとっても「仕事」は3割を超える一番の理由になっている。続く「人間関係」は男性が19.6%、女性は22.6%と割合として大きな違いはないものの、中身を見ると、疲れを感じる相手として女性は「夫」との回答が58.8%、男性は「妻」との回答が31.6%を占めた。また女性は、夫に次ぐ疲れを感じる相手として「近所の人」が30.9%、「子ども」が26.5%と続くが、男性は「子ども」が25.3%、「近所の人」も25.3%となり、ここでも感じ方にわずかながら差がある実態が見て取れる結果に。
疲労の解消方法にも男女で違いが出ている。女性は「好きなものを食べる」がトップで60.5%、次いで「睡眠をとる」が55.0%となっているが、男性は「睡眠をとる」が61.5%とトップ。次いで「入浴をする」が50.9%、「体を動かす」が39.8%と続く。女性にとって「体を動かす」ことによる疲労解消は優先順位が低いようで、27.0%と8番目に入っている。
普段から疲れを感じている女性は90.5%、男性は86.1%とともに多い。そんな疲れを解消するものとして人気なのは、枕やマットレスなどの快眠グッズや、マッサージチェア。「母の日」に欲しいのは快眠グッズと回答した女性は48.9%、「父の日」に欲しいのはマッサージチェアと回答した男性は37.8%となった。
プレゼントとしてもらうのであれば、癒し系グッズがやはり一番。特にマッサージチェアは、設置場所などの制約もあり、簡単には導入しにくい。ただ、あこがれは強く、「もらえるのであれば」といった意見が多いようだ。