2024.07.22 【電波時評】少ない標本で評価する生体認証精度

 スマートフォンなど各種セキュリティーに普及している「生体認証」。国内では1970年代に指紋認証技術の研究が始まり、現在は指紋のほか、手のひら全体の掌紋、手指の静脈、目の虹彩や眼球血管、顔や声紋、耳形など照合手段は多岐にわたる。

 管理が楽で紛失しない、認証が早いなどのメリットがある。ただ、指紋や声紋などを盗み取ることは不可能ではない。スパイ映画などで見る通りだ。形状、特徴も加齢などで変化する。別人を本人と認証する可能性は残って...  (つづく)