ヨコオの2025年3月期第1四半期（24年4～6月）連結決算は2桁の増収となり、営業損益は黒字転換した。一方、通期連結業績予想を下方修正した。

　セグメント別売上高は、VCCSは、自動車メーカー向けアンテナは日系自動車メーカーの中国市場向けが不振だったが他地域向けが堅調に推移し、円安効果も加わり前年同期比12.9％増。CTCは、半導体後工程検査用治具はロジック半導体検査用ソケットなどの受注が減少したが、生成AI（人工知能）関連の検査需要取り込みなどにより全体では同5.6％増。FC・MDは、微細精密コネクターやカテーテル用部品／ユニット品の販売増などにより同46.8％増と大幅に伸長した。

　通期連結業績予想はVCCSでの一部顧客の生産調整やCTCの利益率鈍化などを織り込み、減額修正した。