2024.09.03 【電波時評】APN、世界標準の技術に成長を

 NTTが開発を進める光技術による次世代情報通信基盤「IOWN(アイオン)」が新たな一歩を踏み出した。先月29日、台湾・中華電信と連携して、オールフォトニクス・ネットワーク技術(APN)による国際間通信を世界で初めて実現。約3000キロメートルの長距離を片道約17ミリ秒(0.017秒)の超低遅延で接続に成功した。

 APNは、端末からサーバーまで全てを光信号で伝える仕組みで、IOWNを支える根幹技術。IOWN構想は、2030年を...  (つづく)