2024.09.26 【関西エレクトロニクス産業特集】パナソニック 冷蔵庫の研究開発などに磨き

AIカメラ搭載の冷凍冷蔵庫CVタイプ

 パナソニックは、グローバルで冷蔵庫事業拡大を目指すなか、マザー工場である冷蔵庫 草津工場(滋賀県草津市)では、最新の研究開発・生産ノウハウに磨きをかける。

 同工場では、圧倒的な品位・品質の実現と世界ナンバーワンの生産性を追求。また環境視点では2030年CO₂排出実質ゼロ工場の実現を目指す。

 生産体制においては、商品供給を切らさないミックス生産方式を導入。さまざまな気温・湿度環境での冷却試験をはじめ、妥協のない性能・品質検査にも取り組む。

 さらに高性能真空断熱材(U-Vacua)や高効率コンプレッサー、センシンング技術など冷蔵庫コア技術で高い優位性をもつ。

 商品面では、コンプレッサーを上部に配置した独自のトップユニット方式の冷蔵庫(05年~)を投入。

 また冷凍室・野菜室が奥まで引き出しやすい100%全開ワンダフルオープン(11年~)など使い勝手も向上。「はやうま冷凍」「うまもり保存」といった新冷却手法で食文化にも貢献する。

 最新モデル(CVタイプ)ではAI(人工知能)カメラを搭載し、業界初となるAIで野菜を自動認識して、使い切りをサポート、フードロス削減にも貢献し、先進性の高い商品開発でリードする。