2024.10.23 【名古屋ネプコン ジャパン特集】ジャパンユニックス はんだコントローラーなど展示 多様なソリューションを提供
新型はんだコントローラー USC-06と表示ユニット
ジャパンユニックスは、主力のはんだ付けロボットやグローバル事業を展開するソルダリングのスペシャリスト集団として、顧客に多様なソリューションを提供する。
「名古屋ネプコンジャパン -エレクトロニクス開発・実装展-」に出展し、新製品の「新型はんだコントローラー USC-06」や「エリアレーザーはんだ付」「インライン向けレーザーはんだ付け」「高性能手はんだ付システム」など、新技術・新製品を紹介する。
USC-06は、イーサネット接続で外部機器とのデータ通信が可能。はんだの詰まりや切れをエンコーダーにより高精度に検出、用途に合わせてヒーターやこて先形状を選ぶことができる。はんだ付けヘッドとはんだ送りフィーダーをそれぞれ2点接続でき、独立した制御で同時に最大2点のはんだ付けが可能となった。条件データの読み書きやログデータの取得はUSBメモリーの接続で可能とした。
また、同社独自のはんだ付けロボット管理サポートソフトウエア「ソルダリングマネージャー」を標準搭載。稼働状態をグラフや数値でリアルタイム表示し、はんだ付け条件を編集・保存してデータ管理を容易にした。今後、操作パネルを日本語、英語、中国語の3言語に対応する予定。
スルーホール部分の多点同時はんだ付けのニーズに応えるエリアレーザーはんだ付けを、デモンストレーションを交えて紹介する。全体加熱ではなく、エリアレーザー照射範囲を局所加熱するので、製品の熱負荷を軽減。リフロー炉と比較して設備設置の省スペース化と省電力化とした製品だ。
高熱容量でもタクトが早く、コンパクトな実装ラインを可能とする機電一体型・インライン向けレーザーはんだ付けソリューションや、量産での管理が容易になる多関節ロボット「FRシリーズ」も紹介する。
はんだ付けに特化したスペシャル集団として、技術支援体制を整えている。ソルダリングマネージャーや標準架台などはんだ自動化のフルパッケージを提案する。世界的な電子製造業界の品質標準規格IPCの資格を持つ技術者やはんだ付けを数値化・科学する技術力で顧客の多様化するニーズに対応する。