2024.10.30 アドバンテスト、4~9月連結は増収増益

 アドバンテストの2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は増収増益。試験装置ビジネスにおいてAI(人工知能)関連の高性能半導体向け需要が拡大した。

 部門別の売上高は、半導体・部品テストシステム事業が前年同期比62.5%増の2466億円。自動車や産業機器関連などの成熟半導体向けが軟調だったが、先端プロセス品の需要が高まる中でSoC(システム・オン・チップ)半導体用試験装置が大幅に伸びた。メモリー半導体用試験装置はHBM(広帯域メモリー)をはじめとした高性能DRAM向け需要を背景に伸長した。

 メカトロニクス関連事業は同50.2%増の315億円。半導体試験装置に対する旺盛な需要を背景に関連デバイス・インターフェースの売り上げが伸長。ナノテクノロジー関連の売り上げも増加した。

 通期連結業績予想は上方修正した。