2024.11.12 チノー、4~9月連結は全セグメントで増収

 チノーの2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は増収増益。全ての製品セグメントで増収となった。

 セグメント別では、計測制御機器の売上高は前年同期比8.0%増の48億円、セグメント利益は同19.5%増の7億円。半導体・電子部品の製造設備や熱処理加工向けを中心に国内の需要は堅調。原材料費や人件費などの高騰を踏まえた価格改定も奏功した。

 計装システムの売上高は同14.2%%増の39億円、セグメント利益は同7.9%増の5億円。自動車向けの燃料電池評価試験装置、水素エネルギー利用の研究・開発用の水電解評価装置、自然冷媒に対応したコンプレッサー評価試験装置の受注の好調が持続した。

 センサーは同7.5%増の38億円、セグメント利益は同5.7%増の6億円。電子部品の製造装置や熱処理加工向けが堅調。グループ会社の明陽電機の船舶向け温度センサーなどの売り上げも増加した。