週刊誌報道に端を発し、タレントと女性とのトラブルに社員の関与が疑われた民放局の会見は異例の約10時間半に及び、深夜まで中継された▼誤解のないよう言っておくが問題にしているのはスキャンダルの中身ではない。報道機関でもある局のしかるべき立場の者が業務において接待や歓待を指示したか否か。こうした問題に目をつぶり対処を先送りしていなかったかである▼局側は会長、社長の引責辞任と共に社員の関与はないと説明した。女性の二次被害を考慮すれば立ち入った説明ができな...　　(つづく)