2025.02.05 ダイキン工業、4~12月連結は売上高など過去最高

 ダイキン工業の2025年3月期第3四半期(24年4~12月)連結決算は、売上高・営業利益とも過去最高を更新した。四半期累計ベースで4期連続の更新となっている。四半期純利益については、法人所得税の負担増の影響により4%のマイナスとなった。

 好調の要因は、地域別では日本(前年同期比109%)、米国(同116%)、アジア・オセアニア(同119%)での増販がけん引した。

 商品別では環境への関心の高まりを背景に、省エネ・高効率な空調機が住宅用、業務用とも健闘。日本では住宅用の「うるさらX」、業務用では「FIVE STAR ZEAS」といった機器の販売が伸びた。

 米国ではデータセンター向け大型空調(アプライド)が大きく伸びた。苦戦していた欧州ヒートポンプ暖房事業も回復傾向がうかがえ、10~12月期には増収に転じている。全社通期も売上高・営業利益とも過去最高更新の達成を目指す。