2025.02.05 KDDI、4~12月連結は増収・営業増益 ローソンなど好調
KDDIの2025年3月期第3四半期(24年4~12月)連結決算は、DX(デジタルトランスフォーメーション)や金融・エネルギーの成長領域が伸びたほか、傘下のコンビニ大手ローソンの業績好調により増収、営業増益となった。
本業の携帯電話事業などパーソナルセグメントは、マルチブランド通信ARPU(1契約当たりの平均売上高)収入が前年同期比35億円の増益。楽天からのローミング(相互乗り入れ)など収入減は122億円だった。
注力領域の金融はauじぶん銀行の住宅ローン融資累計実行額が5兆円を突破したほか、auPayカードが1000万会員に到達するなど順調に伸長した。ローソンは通信と組み合わせたサービスで送客による日販が拡大した。
DXを含むビジネスセグメントは、IoT関連サービスが順調に広がり123億円の増収。高橋誠社長は「成長領域が伸び、通信とAI(人工知能)基盤、セキュリティーなどの強みが深化している」と話した。