2025.04.08 2月実質賃金、2カ月連続減 コメ・野菜の高騰響く
厚生労働省が7日発表した2月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、現金給与総額(名目賃金)から物価上昇の影響を差し引いた実質賃金は、前年同月比1.2%減だった。マイナスは2カ月連続。コメや野菜など身近な食品の高騰が長引いており、物価の上昇に賃金の伸びが追い付かなかった。
基本給と残業代などを合わせた名目賃金は、労働者1人当たり平均で3.1%増の28万9562円と、38カ月連続のプラスだった。ただ、実質賃金の算出... (つづく)