2025.04.23 キヤノンMJ、1~3月連結は増収減益

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)の2025年12月期第1四半期(1~3月)連結決算は、増収減益となった。

 コンスーマーは、高単価のレンズ交換式デジタルカメラやウィンドウズ10のサポート終了に伴う高性能パソコン(PC)需要などで増収となったものの、売上総利益の減少により減益。

 大手・準大手企業を対象としたエンタープライズは、売上高が前年同期比で大幅に増加した。主要キヤノン製品の販売が前年同期を下回ったものの、ITソリューションは文教や金融業向けPCの大型案件があったことに加え、プリマジェストの連結子会社化で前年同期比26%増の大幅な伸びとなった。利益は、プリマジェストの連結子会社化に伴うのれん償却費などの販管費の増加により、販管費の増加で減益。

 中堅・中小企業を対象としたエリアも、ITソリューションが好調で増収。販管費の削減もあり、利益も増益となった。

 プロフェッショナルは、減収減益。

 通期連結業績見通しは据え置いた。