2025.05.03 クラファンで「目標14倍」達成のタワーファン 新興家電シロカが販売

広い部屋でも活躍する新モデル「大風量タワーファン ビューンタワー めくばり」 

コードレスタイプの新モデルは置き場所を選ばないコードレスタイプの新モデルは置き場所を選ばない

 部屋中のどこへでも心地よい風を届けてくれる――。そんな「めくばり上手」な縦型扇風機のタワーファンが、家電を手掛けるシロカ(東京都千代田区)から登場した。クラウドファンディングで目標金額の約14倍を達成したコードレスタイプの新モデルで、好評を受けて一般販売に踏み切った。

 1日に発売した新モデルは、「大風量タワーファン ビューンタワー」の機能を充実させた「ビューンタワー めくばり」。魅力的な製品やサービスを応援購入できるクラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」で3月27日から予約販売を実施したところ、販売開始後わずか約5分で目標金額を達成。応援購入総額は、目標を大幅に上回る420万円超に達した。

 新モデルは、部屋中に届く大風量とやさしい風を両立するビューンタワーシリーズ共通の技術を備えながら、人を識別し送風する「ひとセンサー」を追加するとともに、バッテリーを搭載したコード不要なタイプに変更したことが特徴。これにより、風を欲しい場所へ効率よく送風できるようにした。

 具体的には、1人で常に風を浴び続けたい時に便利な「ひとりじめ」モードを選ぶと、センサーで認識した人を追従して送風。動き回る家事の際などに活躍する。

 複数の人がいる空間に向く「やまわけ」モードも搭載。センサーが認識した両端にいる人の間を首振り運転できるようにした。人のいない場所に送風されて効率的に涼めないといった悩みを解決できる。

 さらにスリムな形状のコードレスタイプに仕上げたため、家中どこへでも手軽に持ち運んで使用できる。サイズは、幅と奥行きが約28.5センチメートル、高さが約91センチメートル。バッテリーを含む質量が約4.8キログラムで、税込み価格が2万7800円。

 同社は夏の商戦を見据えて、今後もタワーファンをはじめとした季節家電の事業に力を入れる方針だ。