2025.05.08 OKI、3月期連結は3期連続で増収 営業利益横ばい

 OKIの2025年3月期連結決算は、売上高がパブリックソリューション事業、エンタープライズソリューション事業、コンポーネントプロダクツ事業が堅調に推移し、3期連続の増収になった。また、5期ぶりに4500億円台を回復した。営業利益は横ばい、経常利益は為替差損益の悪化などにより減少した。

 パブリックソリューション事業は、社会インフラ、特機システムともに伸長、売上高は前期比約40%増加した。エンタープライズソリューション事業は、前年からの新紙幣対応案件などにより売り上げ・利益とも高水準で推移した。

 コンポーネントプロダクツ事業は、利益重視のマネジメントにより、営業利益が改善した。EMS事業は、半導体市場やFA・ロボット市場の低迷で、減収赤字となった。

 今期連結業績は「中期経営計画2025」の順調な進捗(しんちょく)を見込んでいる。