2025.05.09 NITTOKU、3月期連結は増収減益
NITTOKUの2025年3月期連結決算は、増収減益となった。
同社グループを取り巻く環境は、景況感が悪化する欧州を除き、設備投資は緩やかに回復傾向にあるとした。ユーザーごとのライン生産システムの提供に加え、業界標準機の販売にも注力。技術力と収益性を両立する体質改善を推進する。
売上高の約95%を占めるワインディングシステム&メカトロニクス事業は、増収減益。モビリティー業界を中心とした新たな技術革新に伴うユーザーの新規製品の自動化案件に対して、先端設備の開発を行うほか、従来よりも生産設備の規模が大型化するなど納期が長期化。加えて海外子会社の業績不振の影響もあり、利益は大幅に下回る結果だった。
非接触ICタグ・カード事業では、非接触ICカードの売上高が減少。生産ライン管理用のFAタグや電池タグの売上高は、顧客が先行手配していたタグの在庫調整の影響が残り、減少となった。