2025.05.12 日本トムソン、3月期連結は減収減益
日本トムソンの2025年3月期連結決算は、生産面で国内外の生産拠点で合理化を推進したことで収益面に影響もあり、減収減益となった。
国内市場を見ると、精密機械などの一般産業機械や工作機械向けの需要が減退したものの、実装機や電気機械などのエレクトロニクス関連機器向けの需要が増加し、増収。北米地域では、半導体製造装置向けエレクトロニクス関連やロボットなどの一般産業機器向けが好調に推移した。
欧州地域では、各種医療機器向けを中心とした一般産業機械向けや市販向けの業種で需要が低迷。中国では、個人消費の低迷などが継続したものの、景気対策の影響もあり、ほぼ横ばいとなった。その他地域では、シンガポールやマレーシア、インドなどで売上高が減少した。
針状ころ軸と直動案内機の生産高は前期比8.2%減、軸受などの機械部品の受注高は同22.4%増だった。