2025.05.13 オリンパス、3月期連結は北米がけん引し増収
オリンパスの2025年3月期連結決算は増収。北米では消化器科、泌尿器科、呼吸器科の注力3領域でいずれも2桁成長を見せ、業績をけん引した。
事業別の実績では、内視鏡は売上高が前期比8.4%増の6361億円、営業利益が同35.1%増の1413億円。消化器内視鏡分野では、国産優遇策などの影響で競争が激化する中国で売り上げが減少。一方、北米で消化器内視鏡システムの売り上げが好調だった。
治療機器は売上高が同6.9%増の3606億円、営業利益は614億円で黒字に転換した。注力3領域の全ての分野で、北米や欧州を中心にプラス成長となった。
今期連結業績では売上高が微増し、利益面では減益と予想する。なお、この予想には米国の関税政策の影響は織り込んではいない。