2025.06.16 調理家電、スマホと連携し献立や調理の困り事を支援 AIアシスタントサービスも
シャープは音声対話でさまざまな料理の悩みを聞いてくれるサービスをスタート
オーブンレンジなどの調理家電とスマートフォンを連携し、献立づくりや調理の困り事を支援するサービスが増えてきた。主要メーカーのオーブンレンジは高機能化が進み、本格的な調理を時短で手軽にできるようになっているが、使いこなせないユーザーも多い。生成AI(人工知能)を使ったアシスタントが課題解決を支援するサービスも始まっており、今後、インターネット接続家電の新たな機能としてメニュー開発が加速しそうだ。
「日々の献立を決めるのが大変」「手軽においしい料理を作りたい」「冷蔵庫にある食材を有効活用したい」……。共働き世帯や子育て世帯などを中心に、限られた時間で効率よく家事や料理をしたいというニーズが強まり、最近の調理家電は時短、省手間といったキーワードで製品開発が進められている。
特にオーブンレンジは、より手軽に本格的な料理ができる機能を各社が拡充。インターネットに接続し、レシピと調理の設定を転送して使える製品も増えた。ただ、多機能化によって調理できる料理の幅が広がる半面、使いこなせないユーザーも多くなっていた。
そこで各社は今年に入り、料理の課題を丸ごと解決できるサービスを相次いでスタート。生成AIを活用し、対話形式で相談に答えるサービスも始まった。
多彩な機能を的確提案 (つづく)