2025.06.19 【OTOTEN特集】アキュフェーズ プリメインアンプ「E-800S」 低ひずみと低雑音化を実現
E-800S
アキュフェーズは、純A級インテグレーテッド・ステレオアンプ(プリメインアンプ)のフラッグシップ機「E-800S」、上級機の技術を踏襲したAB級プリメインアンプ「E-3000」、究極のフォノイコライザーアンプを目指した「C-57」を前面に出し提案していく。
2024年11月に発売したE800S(税込み126万5000円)は、19年に50周年記念モデルとして発売したE-800をモデルチェンジし、セパレートアンプに匹敵する品質を目指したプリメイン最上位機になる。
プリアンプ部にはボリュームコントロール「バランスドAAVA」を搭載し、低ひずみと低雑音化を実現。パワーアンプ部にはバランス回路「インスツルメンテーション・アンプ」や、パワーMOSFETによる6素子並列駆動を採用し、ハイパワーであらゆるスピーカーの能力を引き出せるようにした。
別売のデジタル・入力ボードやアナログ・ディスク入力ボードを増設すれば、ハイレゾやアナログ・レコードの再生も楽しめる。プリアンプ部とパワーアンプ部を独立させることで、セパレートアンプとしても活用可能だ。
4月に発売した「E-3000」(同49万5000円)は、より多くの人にアキュフェーズの多機能と高音質を体感してもらうことを目指して開発した。ボリュームコントロールにAAVAを搭載し、演奏のみずみずしさを損なわずに音量を調整できる。パワーアンプ部はインスツルメンテーション・アンプを採用し、ノイズの影響を抑えた電力増幅を実現したほか、出力インピーダンスの低減により、ダンピングファクター600を達成した。
5月に発売した「C-57」(同82万5000円)は、最新の回路と高音質素子を採用したステレオフォノアンプの最上位機で、培ってきた技術を融合し、入力から出力までフル・バランス伝送を実現した。種々のカートリッジの味わいと個性を余すところなく再現でき、アナログディスクの魅力を最大限引き出す。