THKの2025年12月期第2四半期（1～6月）連結決算は、売上収益が前年同期比2・0％減の1762億4600万円、営業利益同26・4％減の61億8100万円、純利益同48・3％減の37億2700万円となった。

　売上収益は産業機械で主に中国や米国で需要が回復に向かったことや想定レートに対して為替が円安に推移したことで期初計画を上回った。一方で、各種コストの上昇や為替が前年同期に比べて円高で推移したことなどがマイナス要因となったほか、米国の輸入関税の上昇などで営業利益は下回った。

　セグメント別に見ると、日本では産業機器事業の需要がおおむね横ばいで推移したものの、売上収益は同27％減の533億4300万円となった。中国では産業機器事業で需要が回復、売上収益は同18・8％増の354億4300万円。米州、欧州は引き続き需要が低迷した。

　その他では、インド・ASEANで販売網の拡充や新規顧客を開拓に向け営業活動を展開。売上収益は同15・6増の97億3200万円となった。

　通期連結業績は、2月に公表した予想から変更はない。