インターネットイニシアティブ（IIJ）の2026年3月期第1四半期（25年4～6月）連結決算は、売上高が前年同期比6.7％増の768億2100万円、営業利益同34.6％増の60億3100万円、当期利益同13.7％増の37億7700万円だった。ネットワークリプレース需要が活況に推移したのに加え、メガバンク向けを含む大型案件の複数獲得などが貢献した。

　ネットワークサービスの売上高は、同8.8％増。法人向け、個人向けのインターネット接続サービス、アウトソーシングサービスが好調だった。なかでもアウトソーシングサービスは、同13.7％の高伸長となった。

　システムインテグレーション（SI）は、一時的な売り上げのSI構築は期末受注残高が前期比で過少であったため想定通りの減収となったが、大型案件の獲得が増加した。システム運用保守などのSI運用保守が好調に推移。機器販売を含むSI全体では同4.1％増と引き続き堅調だった。

　通期連結業績見通しは、据え置いた。